今日11月9日は、119番の日だそうです。最近は携帯電話からの119番通報が多く、電話をしている人が今いるところの住所が分からないので救急車が到着する時間が遅くなる場合が多くなっているそうです。ジレンマがありますね。GPS機能などが強化されていって、緊急事態への対応が強化されていくのかなと想像します。
 2010年 11月9日(火)放送のまちかど情報室は、「アイデア満載・暮らしの発明展」というテーマでした。11月7日(日)まで大阪で開催されていた「暮らしの発明展」が紹介されていました。この展示会からはこれまでに数多くのヒット商品が誕生しており、注目されているそうです。
 たとえば、洗濯機に浮かべてゴミを取る洗濯ネット、魚をつかむトングなどもこの展示会から生まれています。今年で50回目を迎えたそうです。もともとは、主婦の発明を支援して製品化へのアドバイスなどを行おうと始まりました。今回は全国から104点が集まりました。
●アイデア満載・暮らしの発明展(年1回開催されているそうです)
・問い合わせ先:社団法人 全国発明婦人協会 TEL:06-4700-8877
URL→http://www.jtw.zaq.ne.jp/e-hirameki/
1)栃木県の主婦が考えたアイディア=ポンプ式の容器にもう一つキャップが付いているというもの。
詰め替え式のボトルで、詰め替え作業をしようとするとポンプにたまっている分が垂れてしまいますね。なので、ポンプの肩の部分にもう一つ注ぎ口をつけておけばいいという発送です。簡単に詰め替えることができました。
2)フライパンなどの取っ手につけられる、菜箸やおたまなどを置くためのグッズ。
 洗濯バサミの上にジグザグの切込みをいれたスポンジが付いています。毎日の家事の悩みから生まれた製品、といえます。
 考えたのは主婦のDさん。いつも菜箸の置き場所に困っていました。料理中たまたま目についた洗濯バサミ、そして流しにあったスポンジで作りました。
 Dさんのコメント=「ジグザグに切っているんでここにひっかかってくれるので、しっかりと安定しくれます。」
3)紙コップをマグカップにしてくれるグッズ。
紙コップを固定するフックの付いた部分が伸び縮みしますから、カップの大きさを問わないというものです。吾妻アナウンサーいわく「これは、完成度高いですよね。」
4)プラスチックの容器にのせたゴミ箱。ゴミでいっぱいになった袋の下には新しいゴミ袋。切り取ってすぐに取り付けることができます。
 秘密はゴミ箱の底にあけた穴。市販されているロール状のゴミ袋を容器に入れて穴から通し、上に引き出しているんです。
 発案者のコメント=「清掃の方がゴミ袋を替えていましたが、けっこう手間がかかっているように見えたので、つまみ出したら手も汚れず、衛生的じゃないかなと思いました。」
5)片足が痛い人のための杖
この杖のポイントは、前進しやすいように杖の底が丸みを帯びているということです。そのため前後に動かしやすくなっています。杖の底はある程度の幅があります。
 痛いほうの足を杖に乗せて前に踏み出せば楽に体を移動させることができます。
この展示会、主婦のアイディアだけでなく最近では定年退職した男性からのアイディアも増えていて発明のバリエーションが広がっているということです。
 今回のこの展示会からも製品化されるものはあるのだろうと思います。楽しいですね。
上記HPを見ると、「全国発明婦人協会」では毎月のように勉強会などを行っているようです。専門家を招いて特許取得の手続きについて学んだり、アイディアを交換し合ったりしているそうです。本部大阪で行われているようなので、北海道在住の人間にとっては参加は難しいですが、興味はありますね。