2009年 11月13日(金)放送のまちかど情報室は、「いまシラスが“熱い”」というテーマでした。鹿児島県からの情報です。シラスと聞くと、私は小魚のシラスを連想してしまいますが、鹿児島県に堆積するシラス(火山灰や小石)のことでした。そのシラスを使った製品がいろいろ登場しているそうです。鹿児島放送局の越塚アナウンサーが紹介していました。
●シラスを使った洗顔料=「きんごきんご」
・問い合わせ先:株式会社 天元  TEL:0120-67-1646
URL→http://www.kingokingo.co.jp/
楽天でもアマゾンでも扱いがありました。容量は60グラム、88グラム、135グラムなどがあるようです。
きんごきんご→鹿児島市に住む主婦のTさん。シラスから作られた洗顔料を愛用しているそうです。シラスの細かい粒子が入っています。この洗顔料の特徴はふわふわとしたクリーミーな泡立ち、シラスの粒子がきめ細かい泡を産みだし毛穴の汚れをよく吸着します。洗った感じは「さっぱりしてます。」ということでした。肌の拡大写真が紹介されていました。白っぽく見える脂分が、しっかりと取れているのが分かりました。
Tさんのコメント=「以前は2回洗いをしないと、すっきり脂とか落ちなかったんですけど、1回ですっきり落ちるようになったので、すごくいいなと思ってます。」
顔を磨くという感じがしましたね。一度使ってみたいです。
●シラスのブロック=「シラス緑化基盤」
・問い合わせ先:株式会社 ストーンワークス  TEL:099-478-3149
URL→http://www.stoneworks.co.jp/index.html
楽天やアマゾンでは扱いがないようです。
シラスでできたブロックが緑化に生かされています。地元のコンクリートメーカーが芝生がついたブロックを開発しました。1年に10日ほど水やりすれば充分だそうです。そのひみつは、シラスの高い保水力です。乾燥したブロックは重さが4キロですが、水につけるとブロックからはほとんど水がしたたりません。重さは5キロになっています。1キロほどの水を保ちつづけることができるんですね。
シラスブロックは屋上緑化にも使われています。あるマンション、その屋上のすぐしたに住むKさんの部屋は暑くなりやすかったので、オーナーと相談して芝生のブロックを敷くことにしました。Kさんのコメント=「格段に涼しくなったし、過ごしやすいです、夏は。さすがシラスブロックかな、、、。」
芝生の水やりは、結構面倒だと思います。うちの庭にもありますが、なかなか行き届かないです。ブロックだと平らにすることも苦労しないでしょうね。
●シラスを使った灰干し干物=「灰干しさんま」
・問い合わせ先:有限会社 西出水産  TEL:073-445-6282
URL→http://www.sanma.co.jp/
楽天で扱いがありました。灰干しは紀州の伝統的な乾燥法だそうです。
灰干しさんま→灰干し干物は大阪や東京の高級百貨店で売られていて、値段は普通の干物のおよそ1、5倍もします。試食した人のコメント=「なんかうまいわな。おれ、能書きはようわからんけど。」「灰干し、、、おいしかったですよ。」
和歌山県にある水産加工会社が紹介されていました。10年前から鹿児島のシラスで灰干しをしています。魚に灰をつけず、水を通す特殊なセロファンを巻き、シラスをかぶせて5時間、旨味がぎゅっと閉じ込められた干物が完成します。
西出水産のNさんのコメント=「いろんな灰を使ってたんですけど、とくにいい奴をさがしてたら、たどり着いたら鹿児島のシラス。」
シラスには断熱効果もあり瓦に加工されたり、建築用の塗料にも使われたりといった利用法も始まっています。地中にあるシラスは無尽蔵ともいえます。これから宝の山になる可能性もあるということです。
どちらかというと厄介者だったシラスが、資源になるかもしれないんですね。楽しみです。