各地方放送局から各地の話題が紹介されているまちかど情報室。2009年 11月12日(木)の放送は福井県の話題です。テーマは=「和紙で肌を守ります」でした。福井県で作られる和紙を使った、肌の手入れに効果的な製品ついて、網アナウンサーが紹介していました。
●顔の汚れを取る和紙=「紙洗顔」
・問い合わせ先:株式会社イシダ美容研究所 TEL:0120-395-111
URL→http://www.kamisengan.com
楽天やアマゾンでは扱いがありませんでした。上記HPは販売サイトになっています。
福井県越前市は、1500年の歴史を持つといわれる越前和紙の産地です。カルチャースクールで働くTさん、一日中人と接するため化粧直しが欠かせません。最近使い始めたのが、「髪洗顔」という和紙です。肌に当ててなでると、油はもちろんくすみの原因となるほこりなどもとれるそうです。しかもメイクはほとんど落ちないといいます。「汚れが取れるので、脂とり紙とはまたちょっと違った感じがしますね。」 秘密は、その繊維の構造にあります。和紙特有の目の荒い繊維が化粧の上についた汚れだけをからめ取るんです。
この和紙のもう一つの特徴が、0.05ミリという薄さ。ベテラン職人たちの高い技術が薄くて均一な和紙を作り出しました。この薄さ、顔をなでる指の繊細な動きが肌に伝わるのがいいそうです。Tさんのコメント=「顔が軽くなったりとか、顔が明るくなったので、すっきりした感じになりますね。」
いかにも満足そうな表情で話していました。脂とり紙よりも、ずいぶん大きなサイズですから使いやすいと思います。ただ、お値段が心配ですね。
●和紙を織りこんだ垢すりタオル=「からだ洗いタオル」
・問い合わせ先:株式会社 東野東吉織物 TEL:0779-88-0317
URL→http://www13.ocn.ne.jp/~reijin/
楽天やアマゾンでは扱いがありませんでした。上記HPによると、電話でも注文を受け付けているそうです。(「ゆめおーれ勝山」というところで販売しているそうです。)
垢すりタオルにも和紙が活用されています。絹に和紙が織り込まれたタオルというものがあります。絹の繊維は角張っているので、垢を擦り取るのに適しているといわれています。しかし、絹だけでは石鹸の泡立ちが悪く肌をいためやすいのが難点でした。その課題を解消したのが、和紙が持つ高い吸水性でした。糸にした和紙を絹に織り込むことでタオルが水を含みやすくなり、石鹸の泡立ちがよくなったそうです。肌に優しいこのあかすりタオル、福井の新たなみやげ物として注目されているそうです。
糸にして織り込むことができるとは、和紙は強いんですね。発想もすばらしいです。
●内側が和紙で出来ている犬の服=「ワンコノイエ犬服」
・問い合わせ先:株式会社コネクト.エス TEL:0776-22-6308
URL→http://www.connect-s.jp
楽天やアマゾンでは扱いがないようです。上記HPからは、”yahooショッピング”へ飛んで、購入することができます。
ペットの肌を守る和紙も登場しています。主婦のMさんが飼っている犬のRくん。アレルギー体質で肌はいつも荒れがちです。のみやダニなどから犬を守るため、服を着せるのが効果的ですが、Rくんはきるのを嫌がっていました。そこで試してみたのが、「ワンコノイエ犬服」という服です。内側が和紙でできています。和紙には湿度を調整する働きがあるので、蒸れることが少ないんです。Rくん、この服にしてからは、すすんで着せて欲しいとせがむようになったそうです。
Mさんのコメント=「しょっちゅうかいていたのが、着ることでかゆみが治まったなと思います。」
吸収力や保湿力に加えて、肌を守るもう一つの働きがあります。水分は通さないけれども通気性がよいという成分が含まれて居ます。その成分を使った、手荒れを防ぐ商品も登場しているそうです。今後も肌にいい製品の開発をしていきたいと考えているそうです。
和紙と肌の関係は深いんですね。意外でした。