自分が保育園に通っていたときのことも断片的に覚えています。
そのひとつの思い出は紙芝居です。
すでに40年以上前になっているんですね。そんなになるんだなあ。
だいたい、一日の終わりの夕方に、講堂で紙芝居が行われました。
積み木や縄跳びなどの片づけをしたあと、全員が整列して体育すわりをしました。
「今日は何の紙芝居かな?」と楽しみに待ったものです。
見るものの状態を見ながらスピードや声色を変化させたり、読み手の心の高まりを表現したりすることができるということが、紙芝居のよさではないかと思います。
2008年 9月2日(火)のまちかど情報室は、「家族で楽しむ ユニーク紙芝居」というテーマでした。紙芝居は再び注目を集めているそうです。
まったくのリバイバルということではなくて、テレビやインターネットと「生の声」を組み合わせるというところに意味があるのでしょう。
●テレビに映して楽しむ紙芝居=「テレしばい」
 KONAMI http://www.konami.jp/tv-shibai/
テレビに絵とせりふが映り、専用のリモコンで画面を切り替えていきます。
リモコンにはマイクがついていて、読み上げた声がテレビから聞こえてきます。
登場人物によって、声のトーンが変わるようになっているのが臨場感を高める秘密です。読み手の技量をあまり必要としないということですね。

水の音など、効果音も入っているので、紙の紙芝居とはまた、ちがった感覚ですが、物語進行のスピードやせりふのタイミングなどはコントロールしていけますね。
お孫さんのためによく使っているという男性の声が紹介されていました。
「やるよというと、すぐに飛んできます。孫が素直に喜んでくれるのがうれしいところです。」
●お風呂で楽しめる紙芝居=「じゃぶじゃぶ紙芝居」
 (株)フロンティアニセン http://www.f2000.co.jp/
Iさんのお風呂の様子が紹介されていました。水をはじく素材でできた紙芝居をお風呂で楽しんでいました。じっとするのが苦手な子供たちも紙芝居があれば湯船につかっているということでした。
「紙芝居がメインでお風呂に入るみないな感じですかね。ページ数もちょうどいいですよね。あまり長くもなく短くもなく。」
と話していました。
100種類の話がそろっています。ひとつ9ページ。525円。
紙芝居専用ケースは1050円。
上記サイトから販売サイトへ行くことができます。
アマゾンでも販売していますが、画像はありません。
じゃぶじゃぶ紙芝居(アマゾン)
楽天ブックスは、すべて在庫切れでした。
1種類では、すぐに飽きてしまいそうです。5種類くらいはほしいと思いました。
しかし、子供は不思議で、繰り返しに強いというか、繰り返しを好みます。大人が思っているよりも飽きないかもしれません。
●インターネットで見られる紙芝居
 「紙芝居ネット」 http://kamishibai.net/view/top
 問い合わせ先:名古屋柳城短期大学
 (052-841-2635(代)「子ども文化と紙芝居プロジェクト」)
ナレーションつきで紙芝居を見ることができます。
名古屋柳城短期大学では保育士養成を行っています。
実習の教材として全国から紙芝居を集め、2000点以上保管しているそうです。
50年以上前の貴重な紙芝居もあるそうですが、そういうものはもう実際には手にとって使用することができません。こうした貴重なものをデジタル化して保存していこうという取り組みです。
上記サイトを訪れて見ましたが、11の紙芝居が公開されていました。
有名な画家の作品もあったりして、一つ一つ著作権の処理などをしてからでなければ公開できないそうです。
時間も手間もかかるのですね。しかし、貴重な取り組みです。やりがいを感じて継続してほしいと思います。
紙芝居を見て楽しむだけでなく、紙芝居の作り方や、紙芝居検索、紙芝居の演じ方などのコーナーもあります。
このサイトはブックマークしておこうと思います。