環境へ負荷をかけないという意味で、自転車が人気です。
道を走るための自転車だけでなく、「こぐ力」によって浄水や発電などをしたりするというアイディア製品が登場し、注目を集めています。
NHKまちかど情報室、2008年 6月2日(月)の放送は、「こぐ力 エネルギーに」というテーマで、それらのこぐ力を活用した製品を紹介しています。
●どこでも浄水できます(自転車型浄水装置)
製品名:モバイルウォーター
日本ベーシック http://www.nipponbasic.ecnet.jp/
自転車の荷台に浄水器が乗っているというものです。取水部分を水の中にいれてペダルをこぐと、浄化された水がホースから出てきます。
1時間に300リットルの処理ができるそうです。
この、自転車型浄水装置は千葉県柏市のリフレッシュプラザ柏(http://www.refreshplaza-kashiwa.jp/)というプールに置かれているそうです。
おそらく、番組に登場していたプールでしょうね。
プールに居合わせた人が、プールの水を浄化したものを飲んで見せてくれました。
「甘くておいしいです。」とのこと。
実際にこいでいたプールの職員は、「普通に自転車道を走るときよりもペダルは軽く、その上たくさんの水が出てきますんで災害時には十分使えるかと思います。」と話していました。
●きれいに処理します(バイオトイレ)
製品名:バイオラックス
正和電工株式会社 http://www.seiwa-denko.co.jp
山小屋にあるトイレに置かれている自転車状の装置です。
トイレを使った人は前に20回、後ろに10回以上こぐというルールになっています。
そうすることで、タンク内のおがくずと排泄物がかき混ぜられ、時間の経過とともにおがくずにいる微生物が分解してくれます。
生ごみの処理と同じ原理です。
衛生的だということで登山者には好評だそうです。
●家庭で発電できます(ペダル付きバッテリー)
製品名: まわしてチャージ充電丸
楽天にも取り扱いショップがたくさんありました。これが現在の底値だと思います。
9800円。(送料別途、北海道は1050円、沖縄2100円、それ以外525円)画像をクリックすると販売サイトへ飛びます。

ペダルで発電し充電するというバッテリーです。
番組中では田村アナウンサーがが3分間こいで、どれだけ電気を蓄えられるのか実験をしていました。
1分間に45回転以上こぎ続けることが必要ということで、3分間こぎ終わったあとは汗ばんでいるようでした。
ペダルが小さくて、こぎにくそうでしたね。
違う言い方をすれば、コンパクトなので持ち運びにも配慮されている製品だといえます。
さて、充電後、扇風機につないでみると、問題なく動きました。私は「5分も動けばいいのでは」と思っていましたが、その予想を大きく超えていて、20分以上動いていました。
デジカメや携帯電話の充電など、100W以下の電気製品やノートパソコンが使えます。
運動不足解消にもつながり、一石二鳥と言えるでしょう。
アウトドアや災害時の電源としても使うことができます。
本体にはライトも付属しているので、キャンプや災害時の照明としても心強いと思います。販売ショップのページを見ると足だけでなく手で回すことも想定されているようですね。