函館地方、先週末にはたくさんの雪虫が舞っていました。歩いていると、顔にまとわりついて、難儀しました。寒くなっていくことを告げているようでした。
 2011年 10月24日(月)のまちかど情報室は、「車いすの生活 安全に快適に」というテーマでした。車いすを利用する方の安全を確保したり、快適な暮らしをサポートしたりするアイデアが紹介されていました。
●自動でブレーキがかかる車いす=「SAFETY(セーフティ) オレンジ」
・問い合わせ先:フランスベッド株式会社 TEL:03-6741-5505
URL→http://www.francebed-hd.co.jp/
※11月30日から発売予定。今のところ、楽天でもアマゾンでも扱いがないようです。
都内の介護施設の様子が紹介されていました。一般的な車椅子は立ち上がるときには、その都度手動でブレーキをかける必要があります。お年寄りが自分ひとりで使うときにブレーキを掛け忘れて車椅子が動いてしまって転んだりという心配もありました。介護士さんいわく、「認知症で掛け忘れてしまうひともいました、、、」
 今試しているのが新しい車椅子です。座席から立ち上がると自動でブレーキがかかるというものです。シートにはベルトが渡してあります。ベルトの先がばねとつながっています。人が座っている状態だと、体の重みでベルトが引っ張られてばねものびっきっています。立ち上がると、ベルトが緩んでばねも縮むというわけです。そのときに車輪に黒いバーが当たって、ブレーキがかかるというしくみです。
 介護士さんのコメント=「ブレーキが自動でかかることで、立ち上がりが安定して安全だなと思います。」
 なるほど、シンプルなやり方で安全性を高めていますね。
●車いす専用の園芸台=「テーブル型 福祉タイプ 100V電源 TE-F-AC」
・問い合わせ先:合同会社NAL TEL:0772-72-2628
URL→http://nal-sys.com/
楽天やアマゾンでは扱いがないようです。電話での問い合わせが可能のようです。
 植物の世話をするのが好きな81歳のNさん。野菜を収穫しています。使っている園芸台、これは車椅子専用のものです。車椅子が入りやすいようになっていて、肘掛がぶつからない構造です。四隅には足が無いので、方向も簡単に変えられます。水遣りも台の下にタンクがあって、ポンプで水をくみ上げてくれますから水を汲んでくる作業もひつようありません。
 Nさんのコメント=「花は見るとかわいらしい。一番きれいです。」
植物だけでなく水が流れているのを眺めることができるのもいいと思いました。
●車いす利用者のジーンズ=「ピーチスマイルジーンズ」
・問い合わせ先:株式会社アトリエロングハウス ピロレーシング TEL:03-6276-1418
URL→http://www.piroracing.com/jeans/
楽天で扱いがありました。
20年余り車椅子を使っているAさん。家の中ではジャージやスウェットなどすごしやすい服装をしていますが、外出するときの服装は、、、。Aさんいわく「普通のズボンをきると、生地が硬かったりポケットがあったりするので、そこが”じょくそう”の原因になってしまったりして、、、」じょくそうとは、床ずれのこと。それが心配なので、ジーンズなど硬い生地のものを避けなければなりませんでした。でも、いいものを見つけました。一見普通のジーンズです。ひっくり返すと、お尻の部分の生地が違います。ジーンズをはいていてもお尻の部分には負担が少ないように仕立ててあります。この部分使われている生地はやわらかくて伸び縮みしやすいものです。座ってしまうと、普通のジーンズと違いがわかりません。
Aさんのコメント=「ジーンズは障害者にとって禁物だったが、お尻の部分が安心だということで、いつも着ています。」
車椅子を使っている人にはジーンズははきにくいものだということが分かりました。当事者でなければ気づかないことはたくさんあるんでしょうね。
車椅子用のウエディングドレスもあるそうです。