南米チリの鉱山で落盤事故が起こり、33人の作業員が2か月余りにわたって地下に閉じ込められたという事件がありましたね。その人たちが救出されたのが去年の今ごろ。救出から1年になるのにあわせて、現場となった鉱山で事故の再発防止を祈る式典が開かれたそうです。事故を風化させないようにという願いがこめられているそうです。心身の不調に苦しんでいる人がいて、未だに半数は仕事が見つかっていないそうです。考えさせられますね。
 2011年 10月14日(金)のまちかど情報室は、「安心して ”立つ” ”歩く”」というテーマでした。足や腰が弱ってきて日常生活が心配だという人をサポートしてくれるアイデアが紹介されていました。
●立ち座りをサポートしてくれる電動イス=「電動リフトアップチェア」
・問い合わせ先:株式会社川口タンス店 デザイン・ウイズ・ピープル
 TEL:024-932-3580
URL→http://www.dwip.jp
楽天でもアマゾンでも扱いがありました。
Tさん、83歳。ひざが悪くてイスに座るとき、立ち上がる時一苦労だそうです。いわく、「やっかいですね。痛いですね。」
そこで使い始めたのが、電動のイスです。傾いています。座るときには軽くお尻を当ててリモコンのボタンを押すと、イスが下がっていきます。ゆっくりと下がるのでひざに体重をかけないで座ることができます。
立ち上がるときには右側をスイッチを押すと、イスがどんどん起き上がっていきます。滑るようにして立ち上がることができます。スイッチを話すとすぐに動きは止まります。勝手に動き続けることはありません。
イスの内部にはモーターがあって、スイッチを押すと中の骨組みが伸び縮みする仕組みです。背もたれを倒してくつろぐこともできます。
Tさんのコメント=「すーっと自然に立ったり、腰かけたりできます。ずっとこれを使って楽しみたいと思います。」
立ったり座ったりが自由にできるということはとても重要ですね。それが億劫になると、座ったままが長くなり、いいことが無いと思います。

●自分にあった靴を選べるサービス=あゆみシューズ「ダブルマジック?雅(みやび)」
・問い合わせ先:徳武産業株式会社 TEL:0879-43-2167
URL→http://www.tokutake.co.jp
楽天でもアマゾンでも扱いがありました。上記HPでも販売しています。靴底の厚さなどの調整が必要な場合は、メーカーHPから購入するほうがいいと思います。
Fさん、77歳です。Fさんの悩みは、股関節が悪いので左の足がむくみやすいということです。さらに、左右の足の長さが違っているので、歩きづらさも感じていました。そのFさんが使っているのが、あゆみシューズです。一見普通の靴ですが、右はMサイズ、左はLサイズ、1センチ大きくなっています。さらに、靴底の厚さを見てみると、足の長さの違いをカバーするために、右側が1.5センチ厚くなっています。左右のサイズを自由に選べたり底の高さを調節したりしてその人にあった靴をオーダーできるというサービスです。
Kさん、自分にあった靴を履くようになって、歩きやすくなったそうです。
Kさんのコメント=「この靴はいて、腰を伸ばして歩けます。若返った気がします。凛として歩けそうですよ」
カタログを取り寄せると、じっくりと検討できると思います。靴底の厚さについは、専門家に相談して上でオーダーしてほしいということでした。

●LEDライトが付いた杖=「LED照明付伸縮ステッキ」
・問い合わせ先:株式会社つえ屋 TEL:075-221-9988
URL→http://www.e-104.info
現状では楽天やアマゾンでは扱いが無いと思います。私は探すことができませんでした。散歩が好きなSさん、85歳。最近日が暮れるのが早くなってきて、足元が不安だったそうです。こそでSさんが使い始めたのがある杖です。手元にある赤いスイッチを押すと、LEDライトがつきます。3つのライトがついています。それぞれの角度が違っていて、足元からおよし10メートル先まで照らしてくれるそうです。Sさんいわく、「安心ですなあ」
さらに、後ろ側は赤いライトがついています。Sさんのコメント=「赤い光がええわ。安心して行ける、どこへでも。助手みたいなもんや。」
しっかりと前を照らすということと、自分の存在を運転者などに知らせるということがとても大事ですね。