2010年 5月19日(水)放送のまちかど情報室は、「遺伝子検査 体質調べます」というテーマでした。遺伝子を検査することで体質を調べるキットなどがいろいろ登場しているそうです。遺伝子検査というととても大掛かりな検査のような気がしますが、一方では「間違いない」という印象もあります。体質は遺伝子によってすべてが決まるわけではありませんが、遺伝子をチェックすることである程度傾向を知ることができます。それによって生活の改善をしようとするということでした。
●アルコールに対する体質を調べる遺伝子検査
・問い合わせ先:アサヒビール株式会社 TEL:0120-011-121
URL→http://www.asahibeer.co.jp
 上記HPには、CSR活動>「適正飲酒と健康」というページがあり、そこに「人とお酒のイイ関係」というコーナーがありました。参考になりそうですが、遺伝子検査のことは示されていませんでした。直接電話で問い合わせしてみるのがいいと思います。
 アルコールを分解する能力を判別する検査です。お酒が飲める体質かどうかわかるそうです。吾妻アナウンサーが体験することになりました。ビールメーカーが企業の新人社員研修などのために始めた遺伝子チェック、今回吾妻アナウンサーが特別に受けさせてもらいました。検査は簡単、唾液を取るだけです。その中からアルコールの分解にかかわる遺伝子のDNAを抽出、専用の装置にかけるとおよそ2時間後に結果が出ます。アルコールに対する体質は、”お酒を飲めるかどうか” そして、”気分が悪くなりやすいかどうか”で、それぞれ3段階に分けられ、9つのタイプに分類されます。日本人のおおよその割合を見てみると、約1割の人が飲めない体質だということでした。吾妻アナウンサーは、、、お酒が飲めて気分が悪くなりにくいという結果でした。この検査、9割以上の正確さで判別することができるということです。お酒が飲める体質かどうか、遺伝子レベルで分かれば、お酒とうまく付き合えそうですね。
 この検査、お酒が飲めないのに無理して飲んだり、人にアルコールを強要したりすることをなくして、お酒とうまくつきあう方法を知るきっかけにしてほしいという思いからはじまったそうです。
●骨粗しょう症になるリスクを判定する検査キット=「DHCの遺伝子検査 骨力対策キット」
・問い合わせ先:株式会社DHC
 TEL:0120-333-906(9:00–20:00 日曜・祝日は17:00まで)
URL→http://www.dhc.co.jp/main/main.jsp
 楽天やアマゾンでは扱いが無いようです。上記HPで購入ページできるようです。
骨の強さを調べる検査です。去年12月に出産した主婦のSさん。出産後は体からカルシウムが失われがちだと聞いて、骨がもろくなる”骨粗しょう症”になりやすいかどうか調べたいと思っていました。そこで購入したのが、健康食品メーカーが販売している検査キットです。面棒でほおの内側の粘膜をとり、メーカーに送ります。すると2,3週間後、結果が届きます。カルシウムを吸収する力に関連する遺伝子などを調べたところ、リスクが低いという結果でした。Sさんのコメント=「安心した、よっかった、というのが正直なところですね。」 ただし、骨粗しょう症に遺伝子が関わる割合は50パーセント程度。残りは、運動や食事などの生活習慣によるものといわれています。そのため、骨を丈夫にするアドバイスがまとめられた冊子も送られてきます。Sさん、カルシウムなどが多く含まれる食事を良く取るようになったそうです。Sさんのコメント=「今後、どういうところに気をつけて生活していったらいいのか、というところをすごく細かく載っていたので、そこがすごい参考になって、その部分でよかったなと思っています。」
 女性は出産、育児で本当に子供に自分の一部を与えていきます。骨粗しょう症は気になるところです。健康な生活を長く続けていためには、骨は大事だと思います。
●男性型脱毛症になるリスクを判定する検査キット=「AGAドック」
・問い合わせ先:株式会社イー・ケイ・コム TEL:03-5467-0243
URL→http://www.agadock.com/
楽天で扱いがありました。上記HPでも購入できます。
AGAドック→会社員のMさんが、受けた遺伝子検査は「髪の毛」に関するものでした。10年ほど前から抜け毛が気になり始めたMさん、去年、検査を受けることにしました。育毛剤などのメーカーが販売しているこのキット、ある染色体の一部の遺伝子を調べることで、将来、男性型脱毛症になりやすいかどうかを判定します。結果は、”比較的リスクが高い”というものでした。脱毛に関わる遺伝的な割合は、現在の研究ではおよそ80パーセントと言われています。Mさんはショックを受けたものの、生活習慣を改善することで抜け毛を防ぐ余地があることを知りました。規則正しい生活を心がけたり、地肌をいたわって洗髪するようになったといいます。
 Mさんのコメント=「髪だけじゃなくて、からだも元気になりましたし、表情も明るくなりましたし、意識づいているんだなと感じます。」
 将来のリスクがはっきりしていることで疑心暗鬼になることなく、しっかりと対策が取れるということなんでしょうね。