今年は、世界最古の長編小説「源氏物語」の千年紀だそうです。
平安時代に広く知られてから千年。全国各地で様々なイベントが計画されているそうです。「源氏物語千年紀委員会」も組織されました。
源氏物語には私も思い入れがあります。原文ではほんの一部を読んだだけですが、「あさきゆめみし」という漫画で通読しました。ほぼ原文に忠実に進んでいく作品だそうです。物語の面白さに魅せられました。
NHKまちかど情報室でも取り上げられました。
2008年 5月20日(火)放送は、「源氏物語を楽しむ」というテーマです。
どんな風に取り上げるのかなと興味津々でしたが、なるほどいろいろな物やサービスがあるんですね。
ゆかりの地では源氏物語を楽しむ様々な工夫もさてています。
源氏物語の世界に浸ることのできる様々な情報が紹介されています。
●源氏物語にちなんだお香を扱うお店
「源氏かおり抄」
・松栄堂 京都本店
http://www.shoyeido.co.jp/menu.html
源氏物語といえば、京の都ですね。
源氏物語は54帖。(実際は光源氏がなくなったはずの雲隠れの巻きは題名だけしかないんですが)このお香のお店では、54のお香を開発したそうです。すばらしい。一生楽しめそうですね。
紹介されていたのは、32番目の「梅が枝」にちなんだお香でした。練香(ねりこう)を炭で暖めて香りを楽しむという当時の楽しみ方を教えてもくれます。
香りから物語を偲ぶなんて、本当に優雅ですね。
●源氏物語の商品が展示されるデパート
「貝合せ」(貝殻に物語の一部が美しい絵で描かれています。)
「ストール」(平安にも使われていた生絹(すずし)という織り方で作られたストールです。通気性がよく涼しいんですね。)
購入された方のコメントは「大好きな色、京都の高貴な紫でうれしゅうございます。」
・京都高島屋
http://www.takashimaya.co.jp/kyoto/
●平安時代の貴族の食事を出す京料理店
・六盛「創作平安王朝料理」
http://www.rokusei.co.jp/
文献を元に平安貴族の食事を再現したそうです。もちろん、現代風にアレンジはされているそうです。調味料が別添えになっていて自分で調整しながら使っていたということは知りませんでした。
蘇というチーズのような食べ物も平安時代に貴族は食べていたようです。
●源氏物語ゆかりの地を巡るツアーを主催
京都市観光協会 
・ツアー名「教科書に見る京都・再発見?源氏物語?」
http://www.kyokanko.or.jp/
紫式部の墓と言われているところや、光源氏のモデルの一人言われる源融に似せて作られたという仏像、十二単の体験ができる場所などの見学がセットになっています。
参加者の感想です。
「十二単を着ていく過程がとても素敵だなと、昔の風景がよみがえってくるような気がしました。」
「とってもよかったです。帰ってからまた読み直したいなという気にはなりました。」
●その他 源氏物語千年紀に関するお問い合わせ
・源氏物語千年紀委員会事務局
Email hikaru@2008genji.jp URL http://2008genji.jp
今年1年で700以上のイベントが計画されているそうです。