環境問題がクローズアップされることで、もったいないという言葉が見直されるようになりましたね。
もったいないだけでなく、廃棄物ならではの質感が趣を作り出すという場合もあり、ものの質をあげるという意味でも廃棄物利用が注目されています。
さすがNHKは、テーマが尽きませんね。
今日(2008年 2月21日(木))は、「捨てずに作りました」です。
●“捨てずに作った”再生雑貨を販売している店
「クルック デザイン」 http://www.kurkku.jp
廃棄物を使った製品を扱っていても貧相ではなくて、とてもおしゃれなお店でした。
中でも気に入ったのは、海図から作った紙袋やレターセット。かっこよかったです。
海上保安庁が使った海図を払い下げたということです。
海図は水に強いそうですね。
その長所を十分に生かして、しかもオリジナリティあふれていて、とびきり素敵な品々ですね。数も多くはないだろうし、競争は激しいと思います。
・Tシャツから作ったブックカバー
製造:touta
・スケートボードから作ったアクセサリー
製造:HARVEST
☆海図から作ったレターセットなど
製造:エクスポート
・小麦袋から作ったバッグ
回収に協力しているパン屋:ヴィロン渋谷店
*店頭でもバッグを販売しています
製造:MAKOO(東京 中央区)
makoo@mac.com
この小麦袋の袋も味がありますね。(小麦だから当然?)
まあ、それはともかく、しわになった使用済み紙袋と、革製品のきれっぱしがよくマッチします。あの四隅の皮で一気にファッション性のあるアイテムに変身。
発想が優れているのでしょう。
作っているか方は、「もともと廃材を使っているので、ほかにはないような一個一個違うものができるので、すごく存在感のあるものになっていくのが楽しいんじゃないかと。」と述べていましたね。
●木くずから作った粘土=「もくねんさん」
北星鉛筆(株) http://www.kitaboshi.co.jp
鉛筆を作る工程も一部紹介されていましたが、材料の木の4割はくずになってしまうんですね。
細かいパウダーにされた木はにおいが強い気がしました。
愛用されている人も、「おがくずのにおい」を強調していましたね。
木の年度は、細かいおがくずに水とのりを加えて混ぜて作ったものだそうです。
一番の特徴は、乾くと軽くて硬くなるということです。紙粘土のような使い方をするという説明がありまました。
出来上がりを見てみると、紙粘土よりはシャープなシルエットになっています。
バラのブローチが紹介されていましたが、いい感じでしたね。硬さは感じるけれど曲線が見事に重ねられています。
色を塗ったりニスで艶出しもできるとのこと。
鉛筆製造は東京の地場産業で、そこから派生した木の粘土は全国地場産業の優秀作品となったということです。
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