東日本大震災から、3ヶ月以上がたちました。復旧、復興が進んでいる面もあるようですがまだまだ手付かずのところもあるようですね。息の長い支援が必要だと思います。
2011年 6月22日(水)放送のまちかど情報室は、「被災地 支援します」というテーマでした。被災地を支援する製品やサービスが紹介されていました。
●被災地の状況を記した地図=「東日本大震災 復興支援地図」
・問い合わせ先:株式会社 昭文社 TEL:03-3556-8111
URL→http://www.mapple.co.jp/
楽天でもアマゾンでも扱いがありました。
福島県の南相馬市。全国から集まるボランティアの受け入れを担当しているSさん。ボランティアの方たちに作業の説明をするときに使っているのが、被災地の状況が記された地図です。4月末までの現地の情報を元に作られています。
地図は色分けされています。オレンジ色になっているところは、津波で浸水した地域。ボランティアをしているときにも自分の居場所を確認して、地震が起きた時などに注意するよう呼びかけています。
 富山県から初めてボランティアに参加したYSさん。地図には、いざというときの避難場所、通行止めの情報も記されていて役に立つそうです。YSさんのコメント=「どこにいけばいいかわからなかったりするんですけど、こういう地図があればすごく便利だと思います。」
 受け入れ担当のSさんのコメント=「ここの地域はこういう地域ですよ、現場はこういう危険な状況もありますよと、一目で分かるので、すごく助かっています。」
 地図を出版した会社では、今回の地図を復旧のため被災地にはいる企業、行政の人たちに活用してほしいと思っています。編集部の人のコメント=「コンビニエンスストアやガソリンスタンド、一軒一軒について、営業しているのかしていないのか地図上に表現していくということをしたいと思っています。」
 この地図の売り上げの一部は、義援金として日本赤十字に寄付されるそうです。

●被災地の女性に服を届けるサイト=「Share BOX PROJECT」
・問い合わせ先:Share BOX PROJECT 
Email→shareboxproject@gmail.com
URL→http://shareboxproject.com
 女性を対象としたボランティアが始まっています。たくさんの洋服が各地から被災地に寄付されていますが、それを無償で届けているという活動です。最大の特徴は、被災した人が自分の好きなタイプの洋服をリクエストできること。パソコンや携帯電話から、インターネットのホームページにアクセスします。選択肢は七つあって、若者の間で流行のファッション、ナチュラルな感じのものなど、取り揃えています。
 会社員のMさん。被災地でボランティアを経験したことから、この活動を思いつきました。Mさんのコメント=「贅沢は言わないようにしようというような感覚がなんとなく受け取れるので、逆に僕らのほうからニーズを引き出してそれにマッチしたものをお届けする、、、、」 アパレル会社に勤める友人などと、タイプ別にコーディネートしたうえで、送っています。
 今回、このサービスを利用したOさん。宮城県南三陸町の自宅は津波で流されてしまいました。明るい色の服が着たいとリクエストしたそうですが、どんなものが届いたかというと、、、、全部で11点。ブラウスやアクセサリーなどでした。「これが欲しかった」というワンピースも含まれていました。明るい色でかわいいものです。 Oさんのコメント=「おしゃれを全然考える余裕もなく、またこういうかわいい服を着られるようになるとは思わなかったので、本当にうれしいです。」
 好みに合った洋服を着られることで気持ちも明るくなりそうです。おしゃれは贅沢ではなくて、日常生活に張りを持たせてくれる大事なものなのでしょうね。
 このサービス、5月上旬から始まって、100件近いリクエストが寄せられていて、発送準備に追われているそうです。ホームページでは、寄付したいという人の受付もしているということでした。