早いもので、寒い、寒いと言っているうちにもう4月が終わります。ゴールデンウィークがスタートしましたが、やっと気温が平年並みに近づいてきました。函館地方も今日は14度まで上がるという予報です。外を歩きたいなという気にもなりますね。
 2010年 4月30日(金)放送のまちかど情報室は、「セレクション『弱った足腰サポートします』」というテーマでした。3月9日(火)の再放送です。足腰が弱った人をサポートするグッズが紹介されていました。
●電動で長さを変えられる杖=「伸助さん」
・問い合わせ先:株式会社岩田鉄工所 TEL:058-392-0780
URL→http://www.itk.co.jp/
 上記HPには購入ページがあります。現在は、品物があるようですね。楽天でも扱うところが出たようです。(12/30記)
10年前に腰を痛めてから外出する時には杖が欠かせないというAさん。一般的な杖だと長さの調節がほとんどできず不自由を感じていました。Aさんのコメント=「階段はちょっと前かがみになってしまいます。降りるときのほうが怖いです。」 そこで使い始めたのが、「伸助さん」という杖。スイッチを押すと電動で簡単に長さを変えられるんです。60センチから100センチまで長さを変えられます。階段を降りるときは伸ばして使います。電車の中などでは邪魔にならないように縮めておくといいます。精密機器メーカーが開発したこの杖、グリップの中に充電池やモーターが組み込まれています。一見重そうに見えますが、重さはほぼビニール傘と同じです。航空機のフレームなどに使われる軽くて丈夫な素材が使われているんです。Aさんのコメント=「指先だけで調整できますでしょ、少しの調整でできるということがいいことじゃないかと思いますね。」
 私も松葉杖を使った経験がありますが、確かに階段の上り降りの時にはたいへんです。長さが欲しいときも、邪魔になるときもありますね。指先だけで、体を支える杖の長さを変えられるとは、優れものです。さすが日本の精密機器メーカーですね。
●つまずきにくいよう工夫してある婦人靴=「AYUMI CLUB リボンスリップオン」
・問い合わせ先:株式会社JTB商事 TEL:03-5261-3060
URL→http://www.jtbtrading.co.jp/
上記HPに購入できるページがあります。
楽天でも扱いがありました。
リボンスリップオン→ 福祉関連の仕事をしているIさん。最近足元に不安を感じています。「無意識に歩いていて、つまずいて前に転びそうになるということは、ときどきありました。」 その原因はすねのあたりの筋肉が年齢とともに衰えてくること。それによって、足先が上がらずつまさきから着地するようになるんです。そんなIさんが購入したのが、この靴。一般的なものよりつま先が高く反り上がっているんです。さらに靴の裏にも秘密があります。横に二本溝が入っています。靴底が前後に曲がりやすく、地面を蹴る力を補助してくれるんです。この靴、旅行などが好きな50台から60台の女性向けにデザインされました。Iさんのコメント=「ちょっとおしゃれしてどこかに行きたいというときに、はける靴というのはあっていい。自然に曲がってくれるので、楽だなという感じでしたね。」
 筋肉の衰えは、体の動きを変えてしまいますね。トレーニングも必要ですが、変わった体をサポートすることも大事です。姿勢をよくしてくれる下着何かも発想は同じでしょうね。これもずいぶんと進化しているそうですね。
●体をかがめずに靴下をするっと履けるグッズ
 =「スルっとはける君【靴下を自分でスルっと簡単に】」
・問い合わせ先:株式会社ハクゾウメディカル TEL:0120-50-0451
URL→http://zaitaku.b-smile.jp/
上記HPに購入できるページがあります。
Mさんが重宝しているというグッズです。Mさんのコメント=「はじてめて見せていただいた時にはね、これ何に使うんだろうって聞いたんですよね。」 Mさん、切れ込みが入った先端を重ねました。そこにかぶせたのは靴下。これは、体をかがめにくい人が楽に靴下を履くためのものなんです。洗濯バサミで靴下をはさんで、足を差し込み、紐を引っ張るとするっと履けるんです。Mさんのコメント=「手も弱ってくるし、足の感覚も弱ってくるから、、、腰を曲げなくてすむということがね、いいと思います。」
 このグッズ、兵庫県の病院に勤める看護師が考案したものです。腰痛の患者さんや妊婦さんのために、最初はプラスチックの下敷きを丸めて使っていたそうです。そこから改良を重ねて行って、製品化されることになったということです。
 現場のアイディアが製品化されて広く行き渡るというのはいいことですね。まだまだこの様なアイディアは眠っていることでしょう。介護分野でもこの様なことはたくさんあると思います。