過酷な登山をサポートするためにロレックスができたと聞いたことがあります。
厳しい条件を克服するための人間の工夫は、いずれ日常生活に還元されますね。
F1もしかり。
2008年 4月17日(木)放送のNHKまちかど情報室のテーマは「宇宙の技術 暮らしに」というものでした。
日本人宇宙飛行士の活躍とともに、宇宙仕様の衣服や食品が注目されてきています。やはり宇宙用に開発された技術が日常生活にを応用しれてきています。
福祉や災害対策の分野で、特に注目されています。
●宇宙の技術を生かした製品などが見学できる施設
・紹介した製品
 「塗る断熱材」、「香水」、「レトルトカレー」(宇宙では骨粗しょう症になりやすいので、通常の5倍のカルシウムを配合しているそうです。)
 これらのものは、購入できるそうです。
・紹介した施設
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の情報センター「JAXA i」(東京・千代田区)
  TEL 03-6266-6400
  http://www.jaxa.jp/
●宇宙用に開発された技術を応用した浄水器
・紹介した浄水器
 「クリスタル・ヴァレー」 (家庭用・業務用・災害用の3種類あり)
 これまでの浄水器は、ただ水をきれいにすることだけを考えていたので、カルシウムなどの重要なミネラルも失われてしまうそうです。
 その弱点を克服したのが、今回の製品です。セットされたサンゴの化石がミネラルを補ってくれるのです。
 このような機能が火災などで重宝されてきています。
・販売
 ニューメディカ・テック株式会社 (大阪・吹田市)
「災害時は水の確保が一番大事なので、こういう装置があると非常に安心できる」と述べていました。
 http://www.nmt.or.jp/
●土井宇宙飛行士が着用した宇宙用普段着
・開発グループ
  JAXAとの共同研究グループ「近未来宇宙暮らしユニット」
  リーダー: 日本女子大学家政学部・多屋淑子教授
・連絡先
  日本女子大学家政学部 多屋研究室 (東京・文京区)
  TEL/FAX 03-5981-3479
宇宙では、肌が過敏になりシャツの裏側の縫い目などが着心地を悪くしています。
障害者の方への応用ということで、どんな形がぬいだり着たりするのに適しているか調査しているそうです。
施設の方のコメントです。
「縫い目は私はあまり感じないが、利用者の方はそういうことをすごく敏感時感じている人も多いと思います。やさしい服作りができる感じがしてうれしいですね。」